CANNED FOOD TYPE
COMBAT RATION TASTE REPORT
缶詰戦闘糧食 試食レポート
台湾料理は、中国本土の料理ほど油を多用せず、また味付けもあっさりした物や醤油を使った物が多いので、どちらかというと日本食に近い味付けの物が多いようです。
また、台湾も中国本土と同じように暖かい食べ物を好むので、戦闘糧食の缶詰も一度温めてから食べる事を前提としています。また、缶詰食が配給される場合は白米とスープと共に出されるのが基本のようです。

 
                    紅焼猪肉と辣味雛丁
                             紅焼猪肉
                             辣味雛丁
                      調理例                 紅焼猪肉 加熱後                 辣味雛丁 加熱後

 

紅焼猪肉
 
醤油ベースに少々の甘味と八角等の香辛料が効いたソースで豚のバラ肉を煮込んだもの。
バラ肉は良く煮込まれているので、脂身の部分にも脂肪分が残っておらず、全て食べられる。
味も、香辛料の香りが控えめなのでソースと肉をたっぷりとご飯に掛けて食べると、醤油ベースの少し甘口な肉丼になり、日本の牛丼に近い感覚で食べられる。
 
注) 
味や見た目の雰囲気は、日本の『豚の角煮』に近い物で 
味的には牛丼と異なります。 
 
辣味雛丁
 
こちらも味付けは醤油ベースだが、それ以上にラー油を使用しているようで、辛味は強烈。
赤い野菜は、一見するとトマトかパプリカ(赤ピーマン)かと見間違えるが、実は唐辛子で食べると猛烈に辛い。
肉は一口大の物がごろごろと入っているが、ソースが染み込み過ぎていて鶏肉の食感は全く無く、言われなければ何の肉か判別が付かない。
味自体は、醤油と中華風の香辛料にラー油の香りがマッチしたものでご飯に良く合う一品だが、辛味が強いので少しの量でもご飯が進む、ある意味戦闘糧食向きのメニューではある。
 

 

 
PACKED TYPE
COMBAT RATION TASTE REPORT
野戦口糧 試食レポート

 

甘味ビスケット
 
およそ、6pX7.5pで厚さが5o大のビスケットだが、華奢なパッケージのわりに割れが少なく、意外にしっかりしたもの。
味は、市販のビスケットのように甘みがあり、小麦の風味も感じられるが、後味に手作りクッキーのようなやや野暮ったさが残る。
しかし、数枚食べただけでも満足感があるので、14枚全てを食べるとかなりお腹に溜まるが、甘い物が苦手な人には辛いだろう。
イチゴジャム
 
C式にはイチゴジャムが入っているが、欧米のように果実を煮詰めた物ではなく、イチゴシロップのようなちょっと人工的な味がする。
しかし、酸味が甘味ビスケットに意外と合い、単調な甘さに変化を与えてくれる。
 
 
 
 
乾燥豚肉
 
乾燥肉といっても、肉をそのまま乾燥させたジャーキーのようなものではなく、調理した肉を強制乾燥させたようなもの。
およそ1pくらいの大きさの塊で、食感はフリーズドライ食品を戻す前の物を食べているようで、肉という感じはしない。
味も、醤油ベースなのだが五香粉のような強い香辛料を使っており、胡椒のような辛味もある。
シリアル
 
規定の水を加えると、かなり水っぽいと言うか、スープのような物が出来上がる。
これは、食べるというより飲み物。
味は、粉末ミルクが入っているので甘いミルク飲料にシリアルというよりココナッツに近い食感の粒が入っているといった感じ。
甘い者が好きなら結構いけるかも。
 
インスタントコーヒー
 
コーヒーと砂糖、ミルクがあらかじめミックスされている。
甘みの中にも意外と苦味が残っているが、さすがに台湾製というか、コーヒーの香りとともに、ほんのりと中華香料の味がする。
 
 
 
生姜飴
 
日本の生姜飴や生姜湯と良く似た、素朴な味の飴。
良く見ると、飴の中に生姜の切り身が入っており、
生姜の辛味もなかなかのもの。
生姜本来の辛味と水飴の甘さがマッチして、自然な甘辛さが出ていて甘いものが苦手な人でも結構口に出来る逸品。
 

 

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