INDIVIDUAL COMBAT RATION |
個人用 戦闘糧食 |
ギリシャはNATOを1974年に一時脱退しましたが、その後再加盟をしており、ギリシャ軍の戦闘糧食もNATO規格の糧食となっています。
その為、外箱にはギリシャ語の他に英語とフランス語が表記されています。
ギリシャ軍の戦闘糧食パックは、ダンボール製の箱で出来ており大きさはイギリス軍の訓練用糧食とほぼ同サイズとなっています。
糧食の内容は、缶詰がメインで大型で高カロリーなビスケットが6枚付いていますが、他国の戦闘糧食に比べ、量的に少々貧弱なようです。
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INDIVIDUAL COMBAT RATION
Package infomation
Package Type : Cardbord Boxed
Size : 14cm×24cm×13cm
Weight : 980g
Calorie : 4312kcal
Shelfe Life : 36 month
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Contents |
1 : Canned Meal ( Meat & Veg ) 280g
1 : Canned Meal ( Vegetable) 280g
1 : Canned Meat 200g
1 : Canned Cheese 170g
6 : Biscuit
2 : Honey 20g
1 : Instant Coffee 2g
4 : Suger 30g
1 : Tea 1.5g
1 : Salt 5g
1 : Multivitamin
1 : Match
1 : Instant Milk 19g
3 ; Multipurpose Paper Towels
1 : Heater
1 : Fuel Tablet
4 : Water-purifying Tublet
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1999 Made Menu 1
内容の基本構成は、肉と野菜缶・肉無し料理缶・ランチョンミート・チーズ・ビスケット・ハチミツ・飲み物
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Main Meal ( Meat & Without Meat ) 280g
キッドニービーン(金時豆)のオリーブオイル漬け
ミートボールのトマトソース煮 (ギリシャ製)
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Canned Meat 200g
ミート缶は、いわゆるポークランチョンで、スパムと同じ物
味もスパムとほぼ同じ (オランダ製)
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Canned Cheese 170g
各国の戦闘糧食の中でも、チーズが単品で170g支給されているものはあまり見る事が出来ず、ギリシャ軍糧食の特徴の一つと言える
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Biscuit
オリジナルのビスケットは欠品の為、オランダ軍の物を流用
オリジナルのビスケットは、メニュー表によると1枚で232.5Kcalもある高カロリー食
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Honey 20g
ハチミツにはビタミンやミネラルを豊富に含み、しかも殺・抗菌能力が高いので、本来戦闘糧食向きと言えますが、意外にもギリシャ軍以外で採用しているところはほとんど無い
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Instant Milk 19g
インスタントミルクは、朝食用に用意されているものでコーヒー等に入れるのではなく、単品で飲用するもののようだ
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Accessory Pack
アクセサリーパックは、薄いビニール袋に一まとめにされている
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Accessory Pack contents
アクセサリーパックの内容は、コーヒー、ティーパック、塩、砂糖、マッチ、浄水剤、多目的用紙
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Heater and Fuel tablet
簡易コンロは薄いアルミ板を切り出した物で、固形燃料はジップロック付きの袋に入っているものの、砕けてしまっている
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Multivitamin
缶詰め食でのビタミン不足を補う為の総合ビタミン剤
とは言え、この糧食を連食するのはいかにギリシャ人でも辛いのではないだろうか
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メインミール缶 (肉料理 & 肉無し料理)
ギリシャ軍レーションは、現在所有する物がメニュー1と3である事から、メニュー数は最低でも3種類はある事が判っている。
各メニューの違いは、メインミール缶2種(肉&野菜と野菜缶)の
違いで、その他の物は全て共通となっている。
ちなみに、左の写真はメニュー3の『ビーフ&ポテト煮』缶と『グリーンピースのオリーブオイル漬け』缶
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簡易コンロ
単純な構成の戦闘糧食だが納入業者は複数あるようで、簡易コンロの材質と細かなデザインの異なる物が入っている。
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