TASTE REPORT
試食レポート
 

 

1980's PRODUCT
Erbseneintopf (えんどう豆のシチュー)
 
 
具材は、豚肉をメインにインゲン・ニンジン・ジャガイモ・玉ネギを使用。ソースは、見た目が農家風シチューと同じ様な感じだが、実際にはそれよりもう少し薄い。
比重の関係か、ナイフでパックを切り開くと容器の下部に豚肉が敷き詰められて、その上に野菜が乗っているという状態になっていた。
味は、田舎風シチューよりもソースが軽い感じで味付けもシンプルな塩味だが、使用しているハーブが田舎風シチューと同じなので似たような香りがする。
Bauerntopf  (田舎風シチュー)
 
 
このレーションの具材には、さいの目にカットされたスモークベーコン・ジャガイモ・ニンジンとグリーンピースが使われている。
濃厚なホワイトソースには、バターではなくラードを使っているようだ。味付けはシンプルな塩味だが、スモークベーコンの味が強く出てお
りオレガノかタイムの香りがホワイトソースとよ良く合っている。
若干保存食臭が気になるが、製造後18年の経過を考えれば仕方の無い
事か。
Bierwurst (ビールソーセージ)
 
 
挽肉に数種類の香辛料などを混ぜ込んであるもので、複雑な味わいがある。切り口からはマスタードシードが見えるが、単独で食べてもあまりマスタードの味はしなかった。
アメリカでは、これに良く似たソーセージやハムが沢山出回っているが、多分このビールソーセージが原型だと思う。確かにビールとの相性は最高だ。
 
 
Sulze (煮こごりソーセージ
 
 
粗挽きの豚肉が脂に包まれているといった感じ。外気温が少し高めになると、その脂が溶けてスープ状になる。ドイツ軍レーションに入っているソーセージ類は、パン等に塗るタイプの物なので、加熱する必要は無い。
付属のビスケットが、経年劣化で味が落ちていたので変わりにライ麦パンに付けて食べてみたが、パンの独特の香りが消えとても良く合った。
 
Schwarze Johannisbeeren (黒スグリジャム)
 
 
長期保存性を高める為に、かなり煮詰めてあるので元のフルーツの香りは少なくなっているが、嫌味の無い酸味と甘味は生きている。
ドイツ式に、1パック丸ごとパンに乗せて食べてみたが、特に抵抗無くあっさり食べる事ができた
 
 
KonfitŸre, extra, Aprikosen (アプリコットジャム)
 
 
ほんのりとアンズの香りがして、自然な感じの酸味が甘さと良くマッチ
している。
ただ、甘党人間でなければあまり味の違いに興味が出るほどの物ではない。
 
 
Hartkeks (ハードクッキー)
 
 
かなり硬く焼き上げられたクッキーだが、ほんのりとした甘みがあり、各国レーションのクラッカー類の中ではベスト3に入る。
 
 
 

 

2004 PRODUCT
2Hamburger mit Tomatensauce
ハンバーグのトマトソース煮
 
  
大振りなハンバーグが2個と、ジャガイモやピーマンがやや甘みのあるトマトソースで煮込まれている。
ハンバーグは、肉の味がやや抜けているが、肉の繊維はしっかりしており、食べ応えがある。
 
 
Sudamerikanisches Gemusechilli
南米風チリベジタブル
 
 
数種類の豆とインゲンなどがチリソースで煮込まれている。
トマトの風味は感じるが、辛味はほとんど無い。 
 
 
 
Grießspieße
フルーツプディング
 
水分というか、シロップがやや多いキメの粗いプディング状の物に、サルタナス(干しブドウ)やピーチ・パイナップルのようなフルーツが細かく刻んで混ぜ込んである。
バニラクリームの香りがフルーツに良く合い、冷やして食べると上等なデザートになる。
総合的にはとても美味しいものだが、個々のフルーツの味が消えてしまっているのは残念。
Roggenschrotbrot
ライ麦パン
 
 
市販の長期保存可能なライ麦パンと変わらない味。
そのままでは癖のある香りと酸味が、日本人には馴染みの無い味だが、ソーセージなどをのせて食べるとやみつきになりそう。
 
Schmelzk.sezubereitung mit gr.nem Pfeffer
グリーンペッパーチーズ
 
 
塩気がやや強く、柔らかいチーズで気持ち程度にグリーンペッパーが練り込んであるが、
あまり香りは感じられない。
黒パンにつけてみたが、クラッカーの方が合いそうだ。

 

 

 
2004 PRODUCT
Chicken Korma Curry with Rice
ライス入りチキンコーマカレー
 
コーマとは、ヨーグルトやクリーム、ナッツ類のペーストをベースとしたもの。
味は、クリーミーではあるがカレーの風味はそれ程感じない。フリーズドライの米も、日本人にはあまり馴染まない舌ざわり。アジア系のカレーとは程遠い、ヨーロッパ系のクリーミーなかれー風味リゾットだと思えば腹も立たないか。
 
Beef & Potato Hotpot
ビーフとポテトの煮込み
 
 
 
煮込みというより、野菜と肉入りのマッシュポテト。
マッシュポテトに、ビーフ、ネギ、ニンジンなどの野菜が入っており、ほんのりハーブの効いた塩味。
やや濃い目の味付けだが、まずまずの味。
 
 
  
Weizenkeimlingskekse
麦芽クッキー
 
一口サイズのクッキーで、味はイギリス軍のオートミールクッキーと良く似ている。
市販品でもあるだけに、少々甘みが強い気もするがお茶やコーヒーのお供にはぴったりだ。
 
 
 
Energy Bar
エネルギー バー
 
 
 
 
ドライフルーツや穀物などを練って作られた餡を薄くちょっとウエットなクッキーのようなものでサンドしてある。
味は、少々スパイスの効いたドライフルーツで、甘みもしつこくない。
 
 
  

 

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