TASTE REPORT |
24 HR RATION GP
MENU D
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90年代後半のイギリス軍レーションに付属していたチーズスプレッドには製造上の欠陥もしくは保存上の問題があったらしく、この年代のレーションパックは一律『チーズ除外』のシールが貼られている。この、メニューDに付属のスプレッドはチーズでは無いのだが、『チーズ除外』のシールが貼られていた。
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ポークキャセロール
キャセロールとは、野菜や肉をとろ火で煮込んだ料理の事。
小麦粉でとろみを付けたポークシチューといったもので、豚肉をはじめとしてニンジン、ジャガイモ、玉ネギなどがたっぷり入っており、ハーブの香りにシンプルな塩味がマッチしている。 一般人には少々味が濃いかもしれない。 |
コンビーフハッシュ & ミートパテ
コンビーフに茹でたさいの目切りのジャガイモを和えた、欧米の朝食メニューの定番。ビスケットと食べるには少々塩気が強すぎるが、味自体は悪くない。さすがコンビーフとジャガイモの黄金コンビの味だ。
ミートパテは鳥の軟骨までミンチにしているのか、少々ザラついた舌触り。ハーブの香りが肉の匂いを消しており、これ自体は悪くないが、ビスケットとの相性は個人的に良く無いと思った。 |
フルーツビスケット(上) ブラウンビスケット(中)
オートミールブロック(下)
ブラウンビスケットは、粗挽き小麦から作られたような口当たりで
しっかりした素朴な味で、甘味もあり紅茶やコーヒーとの相性は抜群。 フルーツビスケットの方は、ブラウンビスケットにドライフルーツを練り込んだ感じだが、それ程ドライフルーツの味は感じられない。
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糖蜜プディング & チキンスープ
スープの内容は、メニューに記載されていないので、レーションを開封してスープのパッケージを見るまで何が入っているのか知る手段が無い。
今回はチキンスープだったが、たぶん内容は市販品と同じ。 糖蜜のプディングは、黒糖のコクのある甘さが口に広がるなかなかいける味だが、あまり甘党ではないので3口でギブアップ。 |
24 HR RATION GP
MENU D
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Hamburger and Beans
ハンバーグ入り豆のトマトソース煮
大振りなハンバーグが1個、大豆と一緒にトマトベースの甘みが強いソースで煮込まれている。
このソースは他のメニューにある豆の煮込みとほぼ同じで、ケチャップにBBQソースを少々加えたような味。
肉は、やや繊維質の多い物だが米軍レーションのような人口肉的な食感ではなく、ミンチ肉の味と食感が判る。
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Chicken Mashroom and Pasta
チキンとマッシュルーム入りパスタ
しっかりと形の残ったマッシュルームとチキンにコンキリエ(貝の形のパスタ)がホワイトクリームで和えてある。
しかし、実際には煮込まれているような感じなのでシチューと言った方がしっくりいくかもしれない。
味は、マッシュルームにしっかりとした食感が残っており、パスタも意外にしっかりしているので、日本人にも特に違和感
無く食べられる。味は少々濃い目。
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Treacle Pudding
糖蜜プディング
以前に試食済みなので、今回の試食は後日。
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Meat Spread
ミートスプレッド
メニュー表にはチーズスプレッドとの表示があるが、この年代のチーズスプレッドには欠陥があったらしく、全てのメニューから抜き取られ、代用品が入っている。
今回のレーションには、ドイツ製のレバースプレッドが入っていた。ただし、賞味期限を大幅に過ぎているので、気密性に不安のあるパッケージに恐る恐るの試食だったが、味は問題無く、普通のレバーペーストだった。
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24 HR RATION GP
MENU E
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このメニューは制式採用されて間もないタイプで、一般にはまだそれ程出回ってはいないようです。
しかし、製造は3年前なのでイギリス国防省 (Ministry of Defence)の在庫管理が余程しっかりしているのでしょう。ちなみに、02年製以降のレーション外箱に印刷されている『MOD USE ONLY』の『M.O.D』とは、イギリス国防省の略語です。 新メニューのパッケージを注意して見ると、ミールパックや砂糖等のパックにも『M.O.D』の文字が印刷されており、日本の自衛隊同様にオークション等での横流しを意識しているのかもしれません。 |
ソーセージ&ビーンズ
市販のポークビーンズの缶詰に良く似たトマトベースで甘さを感
じる味だが、肉の量はこちらの方が断然多い。 ソーセージとはいっても、一般に言われているようなもので はなく、腸詰の中身の肉だけを豆と煮込んであり、肉自体の 味はほとんどしない。 ケチャップ煮にも似た味だが、それほどしつこくは無く昔のタイ プのレーションから比べると大分薄味になってきたようだ。 |
バスマティライス ピラフ
インドを代表する長粒米で、カレー風味のピラフ。
加熱時間が少なかったのかかなり硬くポソポソな食感だが、熱の 充分行き届いたところは程よい柔らかさに仕上がっていた。 単品で食べるには向かないが、カレーとの相性はとても良い。 |
ラム カレー
柔らかいラムが玉ネギとじっくり煮込んであり、本場のインド
カレーのような味と香りがする。 辛味はあまり感じられないが、スパイスの香りは生きている。 日本のカレーより、インドカレーに近い。 |
フルーツダンプリング カスタードソース
レーズンやマルメロといったフルーツを練りこんだ団子を
カスタードでからめたもの。 直径2〜3cm大の団子が4〜5個に結構固めのカスタード ソースが絡めてあるのだが、甘味は結構強いがそれ程しつこい 味ではない。カスタードも、田舎風とか手作り風といったカラメル 味の強いものではあるが、個人的には嫌いではない。 |
激辛調味料
パッケージにはどくろのマークと激辛注意の文字があり、かなり
辛いという印象だが、実際にはそれ程辛いわけではない。 中身はタバスコとほとんど一緒。 |
フレンチオニオン スープ
濃い褐色のスープだが、見た目ほど濃い味ではない。
しかし、匂いが独特で好みの別れるところだろう。 味自体は匂いほどくせのあるものではなく、結構さっぱりして おり、コンソメの風味とオニオンが良くマッチしている。 |
ミートパテ
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フルーツダンプリング カスタードソース
甘みが強いので、一口食べる毎にコーヒーか紅茶が必要だ。
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