メインミールは２００２年頃までは缶詰で、それ以降はレトルトパックで支給されている。

		MENU A　PACKED 2000/20001 BEEF & VEGERAVLES ( DUTCH STYLE )    和訳すると、オランダ風ビーフシチューとでも言うのか、オランダ料理に良くある豆やイモをつぶして煮込んだ料理。 味付けは、ハーブとスパイスの効いたトマトベースに、ジャガイモをつぶしてシチュー状に仕上げた、どろっとして濃厚なもの。 具にはミンチ状の肉とニンジンや玉ねぎが入っているが、普通のシチューより小さく刻まれている。 食べ始めはどろっとした食感で気が付かないが、後半になると以外にスパイスが効いており、辛味も感じる。 トマトの酸味とスパイスが効いているが、塩気も結構感じられる。
		MENU A   PACKED 2000/20001 BEEF MINCED WITH SPAGHETTI   短く刻まれたパスタに、ミンチがたっぷり入ったミートソースが絡んでいる。 長期保存によるものか、若干の保存食臭があるものの、特に変わった味はしない。　パスタと言うよりは、マカロニのような食感ではあるが、ミートソースもトマトの酸味とハーブが効いた普通に食べられる一品。
		MENU D  PACKED 2000/20001 BEEF, MINCED WITH TORTELLINI   トルテリーニとは、色々野菜や肉を餡にしてパスタで丸い形に包み込んだもの。 チーズトルテリーニを牛ミンチのトマトソースで煮込んだものだが、ソースがケチャップのように甘く、保存食特有の匂いが若干気になる。 パスタはモチッとした感触が足りないがチーズの味はしっかり残っている。トマトソースとケチャップを足したような味のソースは少々濃いので１缶を一気に食べると結構喉が渇く。
		MENU D  PACKED 2000/20001 SAUSAGES & VEGETABLE    ビーフとラムの合挽きソーセージが野菜入りトマトソースで煮込んであるのだが、ソースはトルテリーニとほぼ同じ味。 ソーセージはそれ程旨味がある訳ではないが、ボリュームは結構あり食べ応えがある。 野菜は、ニンジン、玉ネギ、グリンピース等が入っており、ややしつこい感じのソースを食べやすいものにしている。
		MENU A & MENU B  PACKED 2000/20001 FREEZE DRIED RICE   防水加工されたパックに　『直接お湯か水を入れ、お湯なら２分か水では１２分浸してから余分な水分を捨て食する』　と書かれているが、この食品が古い為か お湯を入れたとたんキャンディーやその他の食品等に変なケミカル臭がして食欲を減退させる。 ２〜３分後、余分なお湯を捨てて皿に移してみるが、嫌な匂いは無くなっていた。　しかし、米を口にしてみるとまるで半煮え状態で硬くて食えた物ではない。 米の味もほとんどせず、同時に開けたスパゲッティやビーフベジタブルもご飯のおかずとはとても言えないので、半口味見しただけでお引取り願った。 オーストラリア人は、この米にべジマイトやコンデンスミルクを混ぜて食べるのだろうか？

BISCUIT

ビスケットは、各メニューに２種類される他にクリームクラッカーと呼ばれる物が各メニュー共通で支給され、合計３種類のビスケットが楽しめる。

		BISCUIT CREAM CRACKER ( CRISPBREAD )   支給される３種類の中で、唯一甘みの無い物。 クリームクラッカーと名前が付いているが、実際は薄焼きのクラッカー。 このビスケット自体には味が付いていないので、付属のジャムやコンデンスミルク等を付けて味に変化をもたせると良い。   実際に食してみると、あまり湿気は感じられずパリッとした食感は残っているが、経年による酸化が進んでいるのか、嫌な苦味が口に残った。
		BISCUIT BRIGADOON SHORTBREAD   BRIGADOONとは、スコットランドの伝説で、ブリガドーン現象（妖気に包まれた地域で眠っていた妖怪を復活促進させる）から由来されているものと思われる。   このビスケットは、イギリス軍のオートミールブロックに良く似た味と形で、市販のビスケットに劣らぬ美味しさだ。
		BISCUIT JAM SANDWICH   甘い香りのクッキーに固めのジャムを挟んだもので、味は市販のジャムサンドクッキーと比べても遜色無い。
		BISCUIT SCOTCH FINGER BISCUITS   市販のバタークッキーやビスケットと遜色の無い美味しいビスケットのはずだが、キャンディーの人工香料や経年劣化からの酸化臭のような匂いでとても美味しい物とは言えない。 上記のジャムサンドと同様に市販品の再包装品と思われる。

 

ミュズリーとは、オート麦を中心とした数種類の未精製の穀物とドライフルーツ、ナッツ、シードなどを混ぜた合わせた食べ物でシリアルの一種。 ミュズリーバーも、ビスケット同様に各メニュー２種類の他に、ＡＮＺＡＣが共通メニューとして支給されている。

		ANZAC   ANZACとは、Australian and New Zealand Army Corps　の略語で、第一次世界大戦時に編成されたオーストラリアとニュージーランドの義勇兵による軍隊。 オーストラリアではポピュラーなアンザックビスケットとは、大戦中に祖国を離れていたＡＮＺＡＣ兵団に祖国オーストラリアの婦人達が栄養価が高く保存の利く食品を送ろうと考案したのが発祥と言われている。 当時使用されていた食材は、押しからす麦､砂糖､小麦粉､ココナッツ､バター､ゴールデン･シロップまたは糖蜜､重炭酸ソーダで、保存性の悪いミルクや卵は使用されていなかった。 現代のANZACといわれる物の食材は、小麦粉､砂糖､押しからす麦､ココナッツ、糖蜜又はシロップが主となっている。
		APRICOT & COCONUT   オート麦、小麦等にドライアプリコットとココナッツを加えて蜜で固めたミュズリーバーで、アプリコットの香りとココナッツの繊維の歯ごたえが感じられるが、経年による湿気と酸化による味の劣化が感じられたが、新しい物なら美味しく食べられそうだ。
		TROPICAL FRUITS   ベースは他のミュズリーバーと変わらず、香りと味に若干の違いが感じられるだけだ。 トロピカルフルーツは、ほんのりとフルーツの香りがするが、若干苦味を伴っている。

SPREAD

		SWEETENED CONDENSED MILK   チューブを持った感じでは、結構粘度の高いコンデンスミルクかと思っていたが、キャップの先でチューブに穴を開けると、結構な勢いで中身が溢れてくるくらい、粘度の低いコンデンスミルクだ。 味は、それ程しつこい甘みでは無いのでクッキーにたっぷり塗っても嫌味が無く食べられる。   ２００１年製と２００４年製の中身を比べてみると、経年による変化なのか、２００１年製の方が濃い色で味も気分的にエグミが出ていそうなので、ちょっとだけ味見をして退場して頂いた。
		PEACH   ジャムの方は、かなり粘度が高くチューブから搾り出すようにしてビスケットにつける。 あっさりした甘みの中に、ピーチの香りがほんのりしている。
		VEGEMITE   オーストラリアの国民食とまで言われる『べジマイト』だが、チョコレートのような外見とは大違いの味に、初めて口にする人間は９０％の確立で吐き出してしまうのではないだろうか。 ビール酵母が原料という事で、発酵食品っぽい雰囲気も感じられ、味噌や醤油を思い浮かべながら食べれば、それ程の抵抗感は無くなるかもしれない。 味の説明は難しいが、ビール工場の匂いに塩気を足して、八丁味噌でこねた様な感じかと・・・。   べジマイトは、トーストに塗るのが一番相性が良いらしいが、ごくごく薄く塗るのがポイントだとか。

SOUP, NOODLE

		CHICKEN NOODLE
		CHICKEN SOUP
		CHICKEN NOODLE SOUP   やや保存食臭など気になる部分があり、経年劣化や酸化が 進んでいるのか、あまり口にしたくないものだった。 基本的には、クノール製などのインスタントスープに近い味付けだと思う。

CANNED FRUIT

		PEACH
		PEAR
		TWO FRUITS

SWEETS

		FRUITS GRAINS
		CHOCOLATE
		HARD CANDY

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