ロシア連邦
Russian Federation

 

一般的にロシア料理と聞いて思い浮かべるのはボルシチやピロシキ、またはウォッカにキャビアといった名前ではないでしょうか。
しかし、極寒の冬を乗り越えるロシア人は実際にどのような料理を食べているのか、興味のあるところです。
 
ロシア人の食生活は質素なもので、様々な野菜・穀物・きのこなどの植物類、または魚を使った料理、特に煮込み料理が多いようです。
それは、ロシアの厳しい冬の気候やロシア正教の教義に基づくもので、これらの影響を受けロシアの料理が発展していきました。
長く厳しい冬のロシアでは、常に充分な食材が確保出来るとは限らないので、家庭菜園などで収穫したものを瓶詰めなどで保管、冬の間の食料となっているそう。
また、ロシアの国教であるロシア正教には、『肉を食べてはいけない』『ミルクを飲んではいけない』などという週が決められており、そのような定めのある期間が年間200日近くもあり、そ為に野菜類や魚を使った精進料理と肉や卵などを使った非精進料理とに分けられてそれぞれ発展していきました。

 

 
ロシアの代表的な料理
ボルシチ
 19世紀頃に生まれた家庭料理で、ロシア料理というとこれを想像しがちですが、ボルシチは厳密にはウクライナ料理。
ボルシチは、ビーツと呼ばれる砂糖大根を入れる事が基本ですが、それ以外の具や調理法は各家庭様々で、調理法は40種類以上あるとも言われています。
その中でも代表的なのが、具材を細かく刻まない『シベリア風』、ハムやソーセージを入れる『モスクワ風』、スパイスをたっぷり効かせる『ウクライナ風』です。
 
 
ピロシキ
日本風のピロシキは、ひき肉等を詰め込んだ揚げパン風ですが、ロシアでは具材も様々で、刻んだキャベツのみとか、甘いジャムなどの入った物もあります。
 
 
カーシャ
ロシア以外にも、ポーランドやウクライナなど東欧諸国で食べられている代表的な家庭料理。
米やソバ、キビ、小麦などを固めの粥状に炊いたロシア風のお粥。
ソバのカーシャが最も代表的で、ソバはあら挽きか挽き割りにして料理します。

 

 

 

 
 

 

 

 
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