ポーランド共和国 Republic of Poland |
ポーランドは、第二次大戦中ドイツ軍に侵略され国が消滅し、終戦後はロシアの強い影響の元で東ヨーロッパ共産圏の一国として存在していました。しかし、1980年代後半から民主化に取り組み、1999年にNATO加盟、2004年5月にはEUにも加盟しました。 |
ポーランドの食生活
ポーランドは他の中・東欧諸国と同じように、肉料理が中心で特に煮込み料理が多く、またハムやソーセージの種類が多くジャガイモをよく食べるのはドイツ語圏文化の影響、また、酒のウオッカやロシア風の食べ物もあり、ロシアの食文化の影響も受けているようです。
映画 『戦場のピアニスト』 の中では、ジャガイモやスープ、ポーリッシュソーセージを食するシーンや、大きな黒パンを売買するシーンなど、1940年代のポーランド周辺の食生活を垣間見る事ができます。 代表的なポーランド料理
ビゴス (Bigos) ザワークラウト(酢漬けキャベツ)と生のキャベツを千切りしたきのこ類とソーセージ
やベーコン、肉類と一緒に長時間煮込んだ料理。
煮込んでから鍋を火から下ろして冷まし、また煮込むという作業を何回も繰り返し、
煮込んだ分だけ美味しくなると言われるポーランド版おふくろの味。
ピエロギ(Pierogi) ロシアのピロシキがその語源。ポーランド風茹で餃子で、小麦粉と卵を使った厚め
の皮に、ザワークラウトや肉類、カッテージチーズ、ジャガイモ、玉ネギまたは果物
やチョコレートといった物を具材にして、熱湯で湯がいてからバターやラードをかけ
て食べるポーランドの国民食と言ってよい程ポピュラーな食べ物。
ジューレック(Zurek) ポーランド版味噌汁と言えるスープで、コンソメ・スープに、ライ麦の発酵ペーストを
混ぜ、ニンニクを利かせてソーセージとゆで卵を浮かせたりします。酸味とニンニク
の風味が効いたくせになる味。
バルシチ(Barszcz) ロシアのボルシチと名前は似ていますが、全く別のもの。赤カブ(ビーツ)で鮮やか
な紅色と味をつけたコンソメ・スープで、基本的に具ははいりません
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毎日単調な食事にうんざり?のポーランド兵
数種類のパンやハム類の他に、シューレック とバルシチが確認できる
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ポーリッシュ(ポーランド)ソーセージ
(左) スモーク
(右) フレッシュ
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自作Bigosとポテトに脂肪入り血のソーセージ |
NALENZNOSC ZYWNOSCIOWA PACZKOWANA
INDIVIDUAL FOOD PACKED
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個人用戦闘糧食 |
Grupowa racja zywnosciowa skoncentrowana |
Group Ration 5 in 1 |
グループレーション 5人用 |
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