大韓民国
Republic of Korea
 

  

 

 

韓国料理の特徴
韓国は日本と同様に米食を中心にしてきたように考えられることが多いですが、朝鮮半島で伝統的に稲作が行われていた地域は南部〜南西部のごく一部に限られており、食文化的には小麦や蕎麦、コウリャン、又トウガラシ同様近世になって新大陸から導入されたトウモロコシといった畑作で得られる穀物を主食素材としてきた地域が多かったようです。また、韓国では野菜やワラビ、ゼンマイといった山菜類の消費量がとても多く、韓国料理のメニューにも様々な形で入っています。また、日本同様海に囲まれている為、海藻類や魚介類の消費量も多く、魚介類の生食も盛んです。
料理としては、周辺の日本や中国の料理と比べスープ類が多く、また、唐辛子やにんにくを用いた料理が多くなっています。元々中南米原産の唐辛子ですが日本を経由して韓国に入り、現在の韓国料理に彩りと辛みを添える上で欠かせない食材の一つとなっています。
一食の構成は、メインメニュー(多くはスープ類)に御飯(白米、赤米、五穀飯等)と、キムチ、ナムル等のおかずが数種類という組み合わせが基本。一般におかず類の味付けには薬念と呼ばれる醤油、胡麻油、ニンニク、ネギ、生姜、唐辛子等による合わせ調味料が用いられますが、これは各家庭で調合されるもので上記の基本的な材料の他にも海産物や果物など様々な食材が用途に応じて使われています。

 

唐辛子とキムチ
韓国の食べ物でまず頭に浮かぶのは焼肉とキムチ。韓国料理に無くてはならないキムチですが、果たしていつ頃から食べられているのでしょうか。

キムチは固定的な形を持っているものではないために、はっきりとした記録は見当たりませんが、三国時代(3世紀〜7世紀)には、野菜の発酵食品が存在していたようです。
今日のような唐辛子を多くまぶして漬けたキムチの登場は、唐辛子が韓国に伝来され使用され始めた1600年代以降のことです。
現在のように塩漬けした野菜に唐辛子やニンニク、塩辛などを混ぜて漬け込むスタイルに発展したのは、1700年代以降と意外に歴史の浅い食べ物です。

豊臣秀吉が朝鮮に出兵した際、兵士が防寒用に唐辛子を足に入れておいた物が朝鮮半島に唐辛子が伝わった最初だと言われています。その後、南米大陸原産の唐辛子は朝鮮半島でも栽培されるようになりましたが、不思議な事に日本や南米では辛味の強い唐辛子しかできないのに、朝鮮半島で栽培された唐辛子は辛味がマイルドで旨味のあるものが出来、それが朝鮮半島で爆発的に広がった原因の一つなのではないかと想像されます。実際に、キムチを作る時に使用する唐辛子も韓国産とそれ以外の
物と比較すると韓国産の唐辛子を使ったものは辛味の中にも味わいがありますが、それ以外の物を使うとただ辛さが際立ちキムチ本来の旨味を味わう事が難しくなります。

 

 

 
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