イスラエル国
State of Israel  
 
 
 
 
現在、イスラエルは宗教的・文化的・社会的背景の異なる多様な人々が住む国で、人口550万の内、81%がユダヤ人(半数以上がイスラエル生まれ、他は70余ヶ国からの移住者)、17.3%がアラブ人(キリスト教徒・イスラム教徒)、その他となっています。
厳しい戒律で知られるユダヤ教やイスラム教には、それぞれ『コーシャ
ー』『ハラル』と呼ばれる食べ物に関する規律があり、この規律に則った食品しか口にする事がありません。

ただし、イスラエル以外のユダヤ人はそれ程厳しい戒律を守っていると言う事は無いようです。
 
 
 
コーシャー(KOSHER)とハラル(HALAL)
コーシャーとは、ユダヤ教で『清浄な食べ物』と言う意味で、ハラルとは『イスラム教の教義に則った食べ物』と言う意味です。
どちらも、肉や魚介類については厳しい規律がありますが、野菜類についてはほとんど規律が無いので、ユダヤ教やイスラム教徒にはベジタリアンが多いようです。

 

HALAL食品群
ミルク (牛、羊、らくだ、山羊のもの). 
蜂蜜 
魚(ヒレとウロコのあるもの) 
酔わせる成分のない植物 
新鮮な野菜、そのまま冷凍した野菜 
新鮮な果物、干した果物 (ナツメヤシ、 ぶどう、オリーブ、ザクロなど) 
ピーナッツ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、ウォルナッツなどナッツ類、豆類 
小麦、米、ライ麦、大麦、オート麦などのような穀物類 
KOSHER食品群
ヒヅメが分かれていて、反すうするもの。 牛、羊、鹿など
鶏、七面鳥など
ヒレとウロコをもつ魚
一般的植物類
忌避食品・食べられない食品群(例)
動物の血、豚、ウサギ、ラクダなど
ダチョウなどの飛べない鳥、フクロウ、鷹などの猛禽類、コウモリ、ペリカン
ドジョウ、ウナギ、アナゴなど
イカ、タコ、ナマコ、貝、エビ

※さらに、屠殺の方法も定められており、食べられる肉であっても正しく屠殺したものでなければコーシャーとみなされない。コーシャーにもとづいて屠殺された肉は、血抜きがかなり入念なのでやや肉汁が少なく、パサパサした食感になる。 

 

イスラエル料理の代表的メニュー
一見、厳しい戒律で食生活にも外国人から見るとかなり制限をされているように見えますが、そんな事は無くバラエティーに富んだ食事を楽しんでいるようです。
 
シュニッツェル
オーストリアやドイツで有名な子牛のカツレツと基本的には同じレシピだが、イスラエルのものは鶏肉や魚を使い、バターや粉チーズは使わない。鶏肉(魚)に小麦粉をまぶし、溶き卵とパン粉を付け多目の植物油で焼き付ける(揚げる)。ソース類は使わず、レモンを絞って食べる。

ハムス・フムス(HUMMUS)
ゆでたヒヨコマメに、ニンニク、練り胡麻、オリーブオイル、レモン汁などを加えてすりつぶし、塩で調味したペースト状の料理。 トルコ、ギリシア、キプロス、イスラエル、ヨルダン、レバノン、シリア、イラクなど中東の広い地域で食べられている伝統的な料理。
 
キシュケ
牛の腸に肉と小麦粉、牛脂、ニンニク、玉葱、香辛料などを詰めたもの。

 

 

 

 

COMBAT RATION
戦闘糧食
 
COMBAT RATION CONTENTS
内容紹介
 
TASTE REPORT
試食レポート

 

 

 

 

GO TO          Top page
inserted by FC2 system