中華人民共和国
People's Republic of China

 

中国人と食
中国と聞いて何を最初に思い浮かべるか・・・・・・・。
食べ物大好き人間ならまず中華料理、四川・広東・上海など様々な食材や技法を凝らした世界3大料理を考える事でしょう。
しかし、何故中国ではこれ程までに料理が発達したのでしょうか。
そもそも中国は広大な領土を持つ大陸国家ですが、内陸部は砂漠地帯や山岳地帯が多くあり、中国西部では旱魃被害が頻発し、逆に東南部では洪水被害が多いという決して恵まれた環境にあるとは言えません。 中国の沿岸地域では漁業と農業を兼ねて営めますが、内陸部ではわずかな淡水魚と農作物で生活しなければなりません。 現在でも、その広大すぎる国土ゆえに都市部から離れた地域では未だに
恵まれた食生活環境が整っているとはいえない状況だと言われています。
そんな中国では、親しい人達の日常挨拶が『吃飯了喝?』(ご飯はもう食べましたか?)と言う、相手を気遣う言葉を交わします。
このような厳しい環境の多い国土の中で、食べられる物は何でも食べるという習慣と中国人の持って生まれた研究心や器用さから多種多様な食材と調理法が生み出され、地上を走る動物なら何でも食べてしまうと言われるほどになったではないでしょうか。
 
 中国四大料理 
北京料理
北京料理は、中国王朝が現在の北京に首都を移して以来移り住んできた中国貴族達が食べてきた料理全般を指し、広い意味では中国東北部の料理も含まれる。
宮廷料理が基なので、手の込んだものや見栄えのする料理が多く、食材は北部地方の為に魚介や米よりも獣肉や小麦粉を多用している。
四川料理
四川料理は、中国四川省およびその周辺で四川省と同様の料理形態を持つ地域の郷土料理を指し、山椒や唐辛子といった香辛料を使って辛味の効いた料理が多い事で有名。
これは、多湿で夏と冬の寒暖の差が激しいという気候条件が関係していると言われている。 
上海料理
代表的な中華料理の一つで、上海を中心とした江蘇省一帯の料理。
江蘇省一帯は魚介類や農作物が豊富で、これらの食材に酒、醤油、黒酢などの醸造調味料を多用した料理が多い為、甘く濃厚な味が特徴。
広東料理
中国南部の広東地方及びその周辺地域の料理。広東料理は、様々な物を食材として取り入れ『四足のものは机以外食べてしまう』と言われる中華料理の例えは、この広東料理から来ているようだ。
しかし、広東語であるヤムチャやワンタンが英語や日本語でもそのまま使われていることからも分かるように、中華料理として世界中に広まったのもこの広東料理

 
中国人の食事
中華料理において日本の料理と大きく違う点は、日本料理が素材を生かした生の食材を調理しそのまま食べるのを好むのに対し、中国では食材に火を通さない事を忌避する傾向にある為、野菜類を含めほとんど全ての食材に火(熱)を通し温かい物を食べます。
現在でこそ、サラダや刺身など生ものを食べるようになりましたが、米や麺類はやはり温かい物にこだわるようで、弁当などでも必ず暖めたものを食べています。
また、中国ではコンビニでおにぎりも売られるようになりましたが、おにぎりも電子レンジで暖めてから食べるそうです。 

 

 

INDIVIDUAL COMBAT RATION
 
Self Heating Meal Pack
加熱式戦闘糧食
 
 

 

 

 

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